話し方教室東京 教養講座-インクルーシブ・コミュニケーションの時代がやって来た!

インクルーシブコミュニケーションとは

「インク.」では、職場におけるインクルーシブコミュニケーションの重要性について説明している。

現代人は些細な言葉に敏感に反応し、傷つきやすい。だからこそ、性別、年齢、人種、価値観や信条などについて人を傷つけたり、怒らせたりする言動を取らないように、個々の感受性を無視している。

しかしながら、差別や偏見のないことを意識するあまり、一方で疎外感を抱く人もいるかもしれない。そこで、インクルーシブコミュニケーションが重要になる。

インクルーシブコミュニケーションとは、相手の存在を肯定し、相手へ敬意を払うことである。誰もが自分という存在が受け入れられ、尊重されていると感じられるようにすることである。

※インクルーシブ(inclusive):包み込むような, 包摂的な

インクルーシブコミュニケーションでは、偏見を改め、言葉選びに注意

職場においてインクルーシブコミュニケーションを意識すると、エンゲージメントが高まり、ストレスは軽減する。また、モラルは改善し、生産性や効率性の向上につながる。

そして、インクルーシブコミュニケーションを推進するうえで、言葉選びが重要になる。

例えば、多くの場合は、「女性管理職」「女性上司」など性別に言及する必要がない。同様に「サラリーマン」「OL」「チェアマン」は性差別的な呼び名であり、ニュートラルな表現に変えることが必要だ。

あわせて、「組織の責任ある役職者は男性である」といったような性別に関する無意識の思い込みや偏見を改めることも大事なことである。

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