会話・雑談力の話し方教室東京|会話における男女間の違いと、それぞれ気をつける点とは?

男女の「会話」の違いとは?

米国・フォーブス誌によれば、子ども同士の会話から企業での大人同士の会話に至るまで、男性と女性とでは社会的なコミュニケーション方法は異なり、そのため対人関係に不満を覚えることもしばしばある、ということです。

そして特に問題になるのが、「女性が話している最中に、男性がそれを中断する回数」だといいます。

女性の会話中に、男性が会話を中断することが多い

働く女性の意見(不満)として、「女性の会話中に、男性が中断することが頻繁にある」というものがあるそうです。ある研究では、男性同士の会話と、男女の会話での中断回数を比較した結果、前者に比べ後者が圧倒的に中断回数が多いことが分かり、また、中断したのは主に男性側であることが判明しているといっています。

また、ジョージワシントン大学の2014年の調査では、男性と女性が話しているときに、男性同士で話をしているときよりも33%多く、会話を中断したことが示されています。一方で、女性は男性の会話を中断することはほとんど無かったことが分かっています。

良好な会話のために、男女がそれぞれ、なすべきこと

まず男性が会話・雑談の際になすべきこと。それは中断する前に、「自分が(会話の)話し手になることの目的とは?自分のよさをアピールするため?、権力や地位を保つため?」と、自問自答するのがよい。そしてもし中断するのなら、明確な質問をして、相手がもう一度会話を続けられるように繋げるのが理想だ、と言っています。

次に、女性のなすべきこと。少し自己主張を。会話を中断されそうになった場合「この会話の中に重要なポイントが含まれているので、ご意見はもう少し後にしてもらいたい」、「ご指摘には感謝するが、私の発言が終わるまで少し待ってほしい」などと、はっきり伝えるとよいのだそうです。

もっとも、上記の「なすべきこと」は、あくまでも米国においてのことです。しかし、この日本でも参考になる部分もありますので、ケースバイケースで取り入れられてはいかがでしょうか。

おまけですが、「男性は、背筋を伸ばして笑顔で話している女性に対しては、会話を中断する回数が減少した」という研究があります。男性に自分の話を聞いてもらい場合は、自身の話す姿勢に注意してみるのもいいかもしれませんね。

(2019/08/30ブログ更新,2017/01/21初出)

■ 記事関連・話し方講座/会話,雑談力専門・話し方教室

■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員会