話し方教室東京 教養講座-神経科学からリーダーシップを考えてみる!
職場で自分は軽視されている、敬意を払われていない!
職場で自分が軽視されていると感じたこと、または最低限の敬意を払われていないと感じたことはないだろうか?
1990年代後半から20年間、ジョージタウン大学とアリゾナ州立大学で調査したところによると、対象者の98%がそういう経験があると述べ、99%は目撃したことがあると述べていると言う。
ザ・アメリカン・ジニアスによると、最近の神経科学からは、礼儀や無礼な態度から貴重な教訓を読み取ることができると言う。
リーダーの態度、資質がスタッフの健康や生産性にまで影響する
理性的な思考は、科学者が「新皮質」と呼んでいる脳の認知領域で発生している。しかし神経科学における最近の発見によると、無礼、非情に関する反応は合理的ではなく感情的であり、「爬虫類の脳」と呼ばれる脳の原始的な部分に根ざしていると言う。
例えば会議で上司が絶えず割り込んで来たとする。それを気にするなと理性的に考えたとしても、感情レベルで脳が脅威として認識しストレスホルモンが増加してしまう。問題はこれが、健康や幸福、生産性や創造的思考力にまで著しく悪影響を与えることになることである。
つまりリーダーの資質や態度次第で、スタッフの人間性を歪ませてしまう可能性がある上に、ビジネスの生産性やパフォーマンスにも深刻な影響が出るのだ。
リーダーは品位と敬意をもってスタッフに接すること
リーダーは何よりも品位と敬意を持って、スタッフを一貫して扱う「敬意を表するリーダーシップ」を実践していかなければならない。
それにはまず人間関係の基本ではあるが、定期的に「お願い」と「ありがとう」と心から挨拶することは忘れてはならない。
また相手の気持ちをくみ取りながら耳を傾け、共感を口にするリフレクティブ・リスニングを身に付け、怒りをコントロールするのも良い方法である。
そして誰かが他のスタッフに無礼な態度を取っていたら、迅速にその不敬の芽を摘んで職場文化を向上させることも、リーダーの仕事なのである。
■ 記事関連・話し方講座/管理職専門・話し方教室
■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員会