話し方教室東京 教養講座-リーダーはストーリーテリングを習得せよ!
ストーリーテリングとリーダーシップの関連性
グロースストラテジーの最高経営責任者ジェームズ・ローズブッシュ氏は、ストーリーテリングとリーダーシップに関する記事を「リアルリーダーズ」に寄稿した。
記事によると、ストーリーテリングとリーダーシップには関連性があり、有能なリーダーはストーリーテリングに長けているという。
体験談・エピソード・比喩を用いて、聞き手が受ける印象を強める
ちなみにストーリーテリングとは、話し手が伝えたいコンセプトやメッセージを想起させる比喩、個人的な体験談やエピソードを引用し、例示することによって聞き手が受ける印象を強める手法である。
そのため、話し手は、ストーリーテリングにおいて、意図的な例え話から個人的な体験談やエピソードに至るまで聞き手と共有する。
たとえ、些細な内容であったとしても、話し手と聞き手が同じ話題を共有することで個人的な繋がりが生まれる。また、ストーリーテリングを通じて、チームメンバーなど周囲を目的や目標の達成に向かって鼓舞できる。
ストーリーテリングは感情を刺激し、意思決定に影響を与える
では、なぜ、リーダーは、従業員あるいは顧客に対して影響を与えるために、ストーリーテリングを通じて独創的かつ創造的なアプローチを取り入れる必要があるのだろうか。
これまで、意思決定は、理性による合理的選択にて行われると考えられてきた。しかしながら、一部では、意思決定において、理性よりも感情が与える影響のほうが大きいといわれる。「リアルリーダーズ」によると、意思決定は、理性以上に感情の影響を受け、感情に基づき行われるという。
それゆえ、リーダーは、聞き手の右脳に働きかけるようなストーリーテリングが求められる。特に、エピソードや物語は右脳を刺激するため、長く記憶に残りやすい。ストーリーテリングを通じて例示したメッセージは、聞き手の記憶に長く留まり、大きな影響力をもつ。
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