話し方教室 教養講座-口下手な上司が、リーダーシップを発揮するコツ!

口頭以外のコミュニケーション手段を活用する

口下手な人にとって、直接的な口頭でのコミュニケーションが難しい場合が多々あります。

そのような場合、書面でのコミュニケーションや、ビジュアルエイド(図表やスライドなど)を利用することが効果的といえます。これにより、伝えたい内容を明確にし、誤解を防ぐことができます。

また、デジタルツールを利用したコミュニケーション、例えばEメールやチャットツールを活用することも一つの方法です。

チームメンバーのサポートを得る

リーダーとしての役割は、自らが全てを行うことではなく、チームの各メンバーの強みを活かし、それを結集させることにあります。

口下手な上司は、コミュニケーションが得意なチームメンバーをサポート役に立てることで、チーム全体のパフォーマンスを向上させることが可能になります。

また、定期的に自身についてのフィードバックを求めることで、チーム内のコミュニケーションの質は高まり、リーダーとしての成長にも繋がります。

コミュニケーションスキル開発を急ぐ

口下手な上司がリーダーシップを発揮するためには、やはり、コミュニケーションスキル開発を急がなければなりません。

今、言葉に自信がなくても、事前に話す内容を準備し、短いメモやキーポイントを用意してでも、極力、分かりやすいメッセージを伝える努力をするべきです。

そうして時間を稼ぎながら、急いで、伝える力を強化する必要があります。そして、合わせて聞く力を磨くことも忘れないでください。チームメンバーの話をよく聞くことが、より良いリーダーシップ発揮に不可欠だからです。

話し方教室の視点/今日の一言
「口下手な上司は、とにかく、コミュニケーションスキル開発を急げ」

口下手な上司でも効果的にリーダーシップを発揮するコツは、まず自身の弱点を認識し、それをカバーする方法を実施しながら、同時に、コミュニケーションスキル開発を急ぐこと。これに尽きると言えそうです。

コミュニケーションスキル開発の際は、口頭での言語コミュニケーションだけではなく、非言語コミュニケーションの技術も磨いてください。

身振り手振りや表情を使って意思を伝えることで、言葉だけでは表現しづらいニュアンスを補い、より効果的にチームにメッセージを伝えることができるようになるからです。頑張ってくださいね!

学院総長 酒井美智雄

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