話し方教室 教養講座-リーダーは「伝える」スキルを磨け!
リーダーシップ発揮にはコミュニケーションスキルが非常に重要になります。良いリーダーは自らのビジョンや目標を効果的に伝え、チームを成功に導く能力を持っているものです。
明確で分かりやすく伝える
リーダーとして最も基本的なスキルの一つは、明確で理解しやすいメッセージを伝える能力です。
これは、目的が明確で、重要なポイントが強調され、受け手が容易に理解できるように情報を整理することが前提になります。このスキルを磨くためには、自分が伝えたい核心を短い言葉で表現する練習を重ねることが大事です。
また、状況や聴衆に応じてメッセージをアレンジする柔軟性も必要になります。
共感を呼ぶコミュニケーションを実現する
効果的なコミュニケーションは一方通行ではなく、双方向のプロセスです。
そのためリーダーは、話をする前に聴衆の関心や背景を理解し、その情報をもとに話の内容を組み立てる必要があります。そうすることで聴衆のニーズや感情に響き共感を呼ぶコミュニケーションが実現できるのです。
また、聞き手に質問を促したり、フィードバックを求めることで、聴衆とのエンゲージメントを高めることも可能になります。
パブリックスピーキングの技術を磨く
リーダーにとって、大勢の前で話す機会は多く、パブリックスピーキングのスキルは必須になります。
このスキルを向上させるには、準備と練習が不可欠です。スピーチの準備では、主要なポイントを絞り込み、それを支えるデータや事例を用意することが大切です。
その上で、実際にスピーチを何度も練習することです。その際、ジェスチャーや声のトーン、話すペースなど、非言語的要素にも注意して行うことが肝心です。
話し方教室の視点/今日の一言
「リーダーは、自身とチームのコミュニケーションスキルを高めよ」
リーダーとして「伝える」スキルを磨くことは、自己のキャリアはもちろん、チームや組織全体の成功に直結します。これらのスキルは一朝一夕に身につくものではありませんが、意識的に練習を重ねることで、必ず向上していきます。
さらに、リーダーはチーム全体のコミュニケーションの向上も図る必要があります。そのためには、定期的なミーティングを実施し、オープン・コミュニケーションの場を提供することです。
また、時折チームビルディングのセッションを設け、トレーニングを実施することが効果的です。これらを行うことで、チームメンバー間の信頼関係が築かれ、情報共有を活発にすることも可能になっていきます。
学院総長 酒井美智雄
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