話し方教室 教養講座-リーダーはチームメンバーへの接し方を改善せよ!

コミュニケーションの透明性を確保する

リーダーとしての最初の重要なステップは、コミュニケーションの透明性を確保することです。

透明性の確保とは、チームメンバーが全員同じ情報を共有し、プロジェクトの目標や期待される成果について明確な理解を持つことを保証することです。これにより、不確実性や誤解が減少し、チームの一体感が増します。

透明性のあるコミュニケーションは、信頼を築き、チームメンバーがより自信を持って行動できるようにするために、リーダーにとって不可欠なものと言えます。

共感力を持ってチームメンバーを支援する

リーダーがチームメンバーとの関係を改善するためには、エンパシーが不可欠です。ちなみに、エンパシーとは、相手の立場になって考えや感情を想像する力、つまり共感力のことです

リーダーがメンバーの個人的な状況や感情を理解できれば、それに応じてサポートを提供できます。つまり、メンバーが直面している問題に対して適切な支援を行うことで、チーム全体の士気を高め、生産性を向上させることができるのです。

フィードバック文化を醸成する

有能なリーダーは、積極的なフィードバック文化の醸成に努めるものです。

まず、リーダーが、正直で建設的なフィードバックを定期的に提供することから始めます。このプロセスは、メンバーが自身の強みと弱点を自覚し、持続的に成長するための手助けとなります。

また、リーダー自身もフィードバックを受け入れることが重要です。それがチームとの関係を強化し、自らのリーダーシップスタイルを改善する機会にもなります。双方向のフィードバックはコミュニケーションを促進し、組織全体の進歩に貢献します。

話し方教室の視点/今日の一言
「有能なリーダーは、強いチームをつくり目標を達成する」

リーダーがチームメンバーへの接し方を改善するのは、何のためかと申せば、その目的は二つです。①信頼と尊重を基盤とした強いチームを築くため、②そのチームが成長しながら組織の目標を達成するため、になります。

あくまでも、単なる仲良しグループを作ることが目的ではありません。リーダーのもとで、チームメンバーがお互いに学び合い成長していく。そして、その結果として全員が共通の目標に向かって結果を出す。これが目的であることを忘れないで「接し方」を改善していただきたいと思っています。

学院総長 酒井美智雄

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