話し方教室東京 教養講座-マスク着用時の話し方・聞き方では、目と声がカギ!

マスクをしたコミュニケーションの問題を解決する

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く現況下において、感染予防・感染拡大の抑制(自分にうつらない・人にうつさない)には行動変容が求められている。

それゆえ、新たな生活様式により、マスク着用とソーシャルディスタンス(社会的距離)確保は日常生活の一部となった。一方、マスクは社会的相互作用(社会的インタラクション)を崩壊させ、マスクを着用し、相手との物理的距離を保ったうえでの意思疎通は非常に難しい。

しかしながら、ミシシッピ州立大学スピーチ&ディベートチームのヘッドコーチは、「CNN」にて、コミュニケーション能力は複数要素にて構成されており、自己のコミュニケーション能力向上によって、マスク着用とソーシャルディスタンスに伴うコミュニケーション問題を解決できると述べる。

目つき、目配せ、アイコンタクトをより意識的に行う

マスク着用により鼻と口の顔半分が隠され、表情にて自己の感情を表現する、相手の感情を解読することは容易でない。人は、主に表情にて自己の感情・気持ちを表現し、相手の表情から相手の心情を解読している。

喜び、悲しみ、驚き、怒り、恐怖・不安などは表情にて伝達できる。したがって、マスク着用時では、これまで以上に目で物を言うように意識する。目つき、目くばせ、アイコンタクトにて自己の感情を伝え、目元をヒントに相手の感情を推測する。

なお、アイコンタクトは自己意識を引き起こし、余分な脳力を使う。2、3秒で目線を外すのが適切であるといわれるが、アイコンタクトを通じて、自己の印象を良くさせ、相手の信頼を得られる。

声量、声のトーン、声の速度をより意識する

コミュニケーションにおいて、声は重要な要素となり、声に印象をもたせることによって相手にインパクトを与えられる。

実際に発する言葉、会話内容に加えて、声量、声のトーン、話す速度や間、イントネーション・抑揚、アクセント・ストレスなど声の使い方を工夫する。例えば、声量によって感情を表現でき、声のトーンを変えることで話題転換の合図ともなる。

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