話し方教室東京 教養講座-パワーポイントを効果的に使いプレゼンテーションを成功させよ!
聞き手の記憶に残るプレゼンテーションをするには
「プラクティス ビジネス」では、プレゼンテーションにおけるパワーポイント作成のコツを紹介している。
プレゼンテーションには、パワーポイントが欠かせない。プレゼンテーションを成功に導くうえで話の内容や伝え方はもちろん重要であるが、パワーポイント資料も大きく関わってくるという。
聞き手の多くは、プレゼンテーションを情報収集の機会というよりもインフォダンプ、つまり情報投棄(一度に処理できない大量の情報を与えること)と感じているという。
たしかに、話し手は、聞き手にとって新たな情報や有益な情報を話しているかもしれない。ただ、言葉による伝達のみでは聞き手の理解を促し、記憶に残すには不十分である。
そこで、パワーポイントが重要になる。言葉による聴覚情報にパワーポイントによる視覚情報を加えると、プレゼンテーション内容が補完され、聞き手に対して強い印象を与えられる。
パワーポイントは話し手の言葉や話の内容を補完する、簡潔・シンプルに
パワーポイントは、あくまでも話し手の言葉、話の内容を補足する。そこで、プレゼンテーションとスライドのバランスが重要になってくる。
パワーポイント作成では、スライド1枚あたりの情報量に注意する。スライドの文字数や情報量が多い場合、聞き手はスライドを読むことに集中してしまい、話し手の言葉を聞く集中力は下がる。聞き手がプレゼンテーションを聞きながら、スライドを読み、理解や納得を得るのが目的である。
スライドには、キーワードやキーフレーズを用いて最も伝えたい内容を簡潔に書く。ダラダラと書くより、短くシンプルに表現するほうが分かりやすく、明確にメッセージが伝わる。また、プレゼンテーションとのバランスも良く、話し手の言葉に集中しながらスライドを読むことができる。
話し手は聞き手の注意をパワーポイントではなく話し手に集める
話し手のメッセージ力を高めるには、聞き手の注意を話し手に集める必要がある。そこで、話の内容、話の流れに応じてパワーポイントを使う。対面型であってもオンライン型であっても、プレゼンテーションにおいてパワーポイントは重要なツールである。
しかしながら、一方で聞き手の注意がパワーポイントに集まり、話し手の言葉から逸れる要因にも成り得る。それゆえ、話し手は、パワーポイントを使用するタイミングを見極め、効果的に活用する。
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