あがり症克服の話し方教室-人前でのプレゼンテーションが不安な人へ!プレゼンの基本中の基本を押さえよ!
プレゼンテーションの目的と構造理解
プレゼンテーションの成功は、明確な目的と効果的な構造から始まります。
目的をはっきりさせることで、聴衆に伝えたい主要なメッセージを明確にでき、内容が散漫になるのを防ぎます。プレゼンテーションを計画する際には、まず何を達成したいのか、どのような行動を聴衆に促したいのかを自問自答する必要があります。
構造に関しては、「導入-展開-結び」の形式を基本とし、各部分がスムーズにつながるように心がることです。導入で聴衆の注意を引き、展開で情報を詳細に説明し、結びで強く印象に残るメッセージを残すことが重要です。この流れを事前に練習することで、自信を持ってプレゼンを行うことができます。
視覚資料を用いる際の注意点
視覚資料は、プレゼンテーションの理解を助け、聴衆の関心を引きつけるための強力なツールです。
スライドは視覚的なサポートとして使います。スライドには、必要最低限の文字を用い、大きな画像やグラフを用いてポイントを強調します。情報が多すぎると聴衆が混乱してしまうため、スライドごとに一つの主要なポイントに絞ることが大切です。
また、視覚資料を使う際には、ただ読み上げるのではなく、それを補足する形で説明を加えることが重要です。これにより、内容の理解を深めつつ、聴衆との対話を生み出すことが可能になります。
緊張を管理し、自信を持ってプレゼン
多くの人がプレゼンにおいて緊張するのは自然なことです。この緊張を管理するためには、準備と練習が鍵となります。
十分な準備と何度ものリハーサルを通じて、内容を自分のものにすることです。また、呼吸法やリラクゼーションにより、プレゼン前の不安を軽減することができます。
そして、プレゼン中は、聴衆と目を合わせて話すことで、より信頼感を醸し出すことができます。自信を持って話すことは、聴衆があなたのメッセージを受け入れる上で非常に重要になります。
話し方教室の視点/今日の一言
「プレゼン上達は、少しずつ、着実に、諦めずに、頑張ること」
上記のポイントを押さえることで、プレゼンテーションにおける不安を大きく減らすことができるはずです。何事も、計画的かつ積極的な準備が、自信へとつながるのですから、しっかりと取り組んでください。
そして、少し自信がついてきたら、次の目標は、聴衆の注意・関心を引き付け続けることです。そのためには、質問を投げかけたり、意見を求めたりすることが大事です。そうすることで、聴衆が内容により深く関与するようになっていきます。
この相互作用が生まれるようになると、プレゼンテーションは単なる一方通行の発表から、対話的なセッションへと変わり、より記憶に残りやすくなります。いきなりは困難ですので、少しずつ、着実に、諦めずに、頑張ってください。
学院総長 酒井美智雄
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