話し方教室東京 教養講座-大勢の人前で話すことだけが、パブリックスピーキングではない!

聞き手の人数にかかわらず、人前で話す行為はパブリックスピーキング

「ザ ペニンシュラ」では、優れた話し手になるうえで、パブリックスピーキングについて正しく認識する必要があると強調している。

パブリックスピーキングとは、大勢の前で話すことだけではない。少人数であっても多人数であっても、小規模であっても大規模であっても、人前で話す行為がパブリックスピーキングである。

また、使用言語や文化的背景、聴衆規模に関わらず、パブリックスピーキングの基本は同じである。話し手には、聞き手の興味・関心を集めて心を掴み、行動変容を促す影響を与えることが求められる。

聞き手主体の話し方、聞き手目線で伝える

コミュニケーションでは、聞き手主体の話し方が重要になる。効率的なコミュニケーションを図るうえで、話し手は聞き手の存在を意識し、聞き手目線で伝えることが求められる。

それゆえ、パブリックスピーキングにおいて、話し手は、聞き手の存在を第一優先で考える。つまり、聞き手ファーストのコミュニケーションを意識する。

聞き手について理解を深め、聞き手のニーズに応じた情報を提供する。聞き手の興味・関心を引き付けながら簡潔で分かりやすい説明を心掛け、理解や共感が得られるように感情的に訴求する。

パブリックスピーキングでは不安や恐怖を伴うが、聞き手は味方と考える

パブリックスピーキングでは、不安や恐怖、緊張が伴う。しかしながら、聞き手は敵ではなく、味方である。話し手が極度の緊張状態に陥って失敗することを望む者はいなく、話し手の発する言葉に耳を傾け、新しい知識を得たいと思っている。

なお、有名人や著名人、身近な人物などパブリックスピーキングのお手本となる人や目標にする人を設定するのは良い方法といえる。優れた話し手から学ぶことは多く、自分の目標とする姿が具体化されるからだ。

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