あがり症克服の話し方教室-人前で、あがらずに、堂々とスピーチする!

事前準備とリハーサル

スピーチにおいて最も重要な要素は、事前準備です。

スピーチ内容の理解と整理が不可欠であり、そのためには十分なリサーチと情報収集が必要です。また、スピーチの流れを頭の中でシミュレーションすること大切です。もちろん、主要なポイントを明確にし具体例やデータを準備することが含まれます。

そして、リハーサルは、この準備を実際に試す絶好の機会です。リハーサルを通じて、言葉選び、声のトーン、非言語コミュニケーション(ジェスチャーや表情)の調整を行うことができます。

また、自宅での練習だけでなく、実際にスピーチを行う場所に行けるなら、そこでのリハーサルは、環境に慣れる上でとても有効です。

緊張をコントロール

スピーチの直前や最中の緊張は、多くの人にとって避けられないものですが、これもある程度は管理できます。

例えば深呼吸は、心拍数を落ち着かせ、リラックスするのに役立ちます。具体的には、深くゆっくりと鼻から息を吸い、口から息を吐くことを数回繰り返します。

また、ポジティブな自己暗示も効果的です。自分が成功する姿をイメージしたり、過去の成功体験を思い出すことで、自信を高めることができますので試してみてください。

聴衆との関係構築

効果的なスピーチは、単に情報を伝えること以上のものです。聴衆との感情的なつながりを築くことが重要です。そのためには、アイコンタクトをとり、一人一人に話しかけるようにすることが大事です。

視線を交わすことで、聴衆に対する関心とリスペクトを示すことができ、これが信頼関係の構築につながります。また、聴衆の反応に注目し、必要に応じてアプローチを調整する柔軟性も重要になってきます。

たとえば、聴衆が退屈そうに見えたら、話題を変えたり、質問を投げかけてみることです。また、物語や個人的なエピソードを取り入れることで、情報がより覚えやすくなり、印象に残るスピーチにすることができます。

話し方教室の視点/今日の一言
「感情を適切に表現するスピーチで、上級者を目指せ」

もし、皆さんが上級、超上級者を目指すなら、スピーチ中に自分の感情を適切に表現することが大切です。感情を込めて話すことで、メッセージの重要性と緊急性が伝わりやすくなります。

例えば、情熱を込めて語ることで、聴衆の興味や感情を引きつけることができます。また、ユーモアを交えることで、緊張感を和らげ、親しみやすい雰囲気を作り出すことが可能です。これにより、聴衆との間に自然な交流が生まれ、メッセージが心に響くようになります。

さて、効果的にスピーチする鍵は、準備と実践につきます。自分自身のスタイルを築き、それを磨き続いていくことが重要です。諦めないで、頑張ってくださいね。

学院総長 酒井美智雄

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