話し方教室 教養講座-リモートワーク時代に求められる社内コミュニケーション!
リモートワークが普及する中で、社内コミュニケーションの質が、仕事の効率やチームの士気に大きく影響しています。特にリモートワーカーには、対面時と異なるアプローチが求められます。
明確なコミュニケーション
リモート環境では、非言語的な情報(ジェスチャーや表情など)が伝わりにくいため、文字や話し言葉での明確性が非常に重要になります。
具体的には、メールやチャットでの指示は、簡潔かつ具体的に書くことが求められます。また、ZoomやTeamsなどのビデオ通話を使用する際には、言葉だけでなく、プレゼンテーション資料を用いて視覚的にも情報を伝えることが効果的です。
こうした工夫により、誤解を防ぎながら正確な情報の伝達を確実に行うことが大事です。
定期的なコミュニケーション
リモートワークでは「見えない不安」が生じがちといえます。
これを軽減するには、定期的なコミュニケーションの機会を設けることが重要です。例えば、週に一度のチームミーティングの設定や、プロジェクトごとの定期アップデートが効果的です。
さらに、カジュアルなオンラインミーティングを通じて、リモートメンバーが気軽に質問や意見を述べられる環境を整えることも、チーム全体のコミュニケーションの活性化に役立ちます。
約束を守り、透明な報連相で、信頼関係を構築
対面ではないため、相手の感情や反応が掴みにくいリモート環境では、信頼関係の構築が一段と重要です。
これには、互いの責任と期待を明確にすることが基本となります。具体的には、約束した納期を守る、進捗状況を透明に報告する、小さな成功をチームで共有するなどの行動が効果的です。
また、個々のリモートワーカーが自己管理能力を高めることも、信頼構築において重要な要素となります。
話し方教室の視点/今日の一言
「コミュニケーション技術を磨き、リモートワーク時代を乗り切れ」
リモートワーク時代に求められる社内コミュニケーションとは、テクノロジーの活用だけではありません。それ以上に、相互理解と信頼の確保に向けた努力が不可欠になります。
そのためには、効果的なコミュニケーション技術を身につけることが、全員に求められるのです。特に重要なのは、それぞれの期待を明確にし、それぞれが継続的なフィードバックを行うことになります。
それを実現できれば、リモート環境下でもチームとしての一体感を保ち、生産性を向上させることが可能になっていきます。
学院総長 酒井美智雄
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