話し方教室 教養講座-営業・セールスの話し方・聞き方のコツ！

営業・セールスのコミュニケーションスキルは、その職種で成功するための鍵と言っても過言ではありません。

相手の興味を引く話し方のコツ

営業の場面では、まず相手の興味を引くことが重要です。

会話を始める最初の数秒で相手の注意を引くには、簡潔で印象的なオープニングを用意することが必要です。例えば、「この商品がどのようにして、御社のお役に立てるかをお見せします」というフレーズから入ることで、見込み客の興味を引くことができます。

そして、自社の商品やサービスを紹介する際は、顧客の得られる利益を明確にすることが大切です。具体的な数字や結果を用いて、それが顧客にとってどのような価値をもたらすかを説明します。

ポイントは、商品やサービスの特徴だけでなく、それがどのようにして顧客の問題を解決したかの事例やストーリーを交えることです。そうすることで、リアリティと感情的訴求が可能になります。

効果的な聞き方のコツ

営業で成功するためには、話す技術だけでなく、聞く技術も同様に重要です。顧客のニーズや懸念を正確に把握することで、より適切な提案が可能となります。

そのためには、相手の話に耳を傾け、言葉だけでなく、非言語的なメッセージにも注意を払います。相手が話しやすいように適時うなずきや短い言葉で反応し、理解を示します。

また、相手の話を深堀りするためには、適切な質問が効果的です。オープンクエスチョンを使用し、相手に思考を促すことで、より多くの情報を引き出せます。

そして、話を聞いた後、要点を要約して相手に確認を求めることで、誤解がないことを確かめるとともに、相手に聞き手としての姿勢もアピールできます。

誠実さとコミュニケーションで信頼関係を築く

顧客と長期的な関係を築く鍵は信頼です。そのためには、何といっても誠実さと透明性が重要です。自分の言葉に責任を持ち、誇張や虚偽のない透明性のあるコミュニケーションを心がけます。信頼は誠実さから築かれるのです。

そして、取引の後も定期的に連絡を取り、顧客の状況や満足度をチェックすることで、長期的な関係を維持します。もちろん、顧客からの問い合わせや要望には迅速に対応することで、信頼とプロとしての姿勢を示します。

話し方教室の視点／今日の一言
「営業・セールスはプロのコミュニケーターを目指せ」

営業・セールスの仕事は、顧客との良好な関係を築き、ビジネス成果につなげることが目的です。このためには、コミュニケーション技術を磨くことが、あまりにも重要になります。日々の意識と実践がカギです。

市場の変化に敏感であること、新しいコミュニケーション手法やツールを積極的に取り入れること、この心構えは大事です。

また、顧客のフィードバックを真摯に受け止め、それを次のアプローチに活かす姿勢も大切です。これにより、よりパーソナライズされた顧客への提案が可能となり、顧客とのつながりをより強化できます。

営業・セールスパーソンなくして、ビジネスは成立しません。どうか、プライドを持って取り組んでください。

学院総長 酒井美智雄

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