会話・雑談力の話し方教室-夫婦円満のための会話術!
夫婦の関係は、日常的なコミュニケーションの積み重ねによって大きく左右されます。良好なコミュニケーションが夫婦円満の鍵となることは言わずもがなでしょう。
積極的に聴くこと
夫婦間でのコミュニケーションにおいて最も重要なのは、相手の話を積極的に聴くことです。
積極的な聴き方(アクティブリスニング)は、相手の言葉だけでなく、その感情や意図も理解しようとする姿勢を指します。このスキルを使うことで、相手に対する理解が深まり、信頼関係が築かれやすくなります。
例えば、相手の話に対して「それで、どう感じたの?」や「それからどうなったの?」といった問いかけをすることで、話を促進し、より深い関心を示すことができます。
建設的なフィードバックを提供すること
夫婦間の会話においては、正直さが不可欠です。しかし、正直であることと、相手を傷つけないことのバランスを取ることが重要です。そのため、批判的ではなく、建設的なフィードバックを心がけることが大切になります。
例えば、相手の行動に対して不快感を感じた場合、「いつもそうやって…」といった言い方ではなく、「少し気になることがあるんだけど、話を聞いてもらえる?」といった具体的かつ柔らかな表現を用いることが効果的といえます。
感謝の気持ちを表現すること
日々の忙しさの中で、パートナーの行動や努力に対して感謝の気持ちを表現することは忘れがちです。しかし、感謝の言葉を定期的に交わすことは、関係をより強固にし、ポジティブな雰囲気を保つために非常に重要です。
小さなことでもかまいません。例えば「今日の夕飯、とても美味しかったよ。ありがとう」と感謝を伝えることで、相手も自分の行動が評価されていると感じ、幸せな気持ちになれるものです。
話し方教室の視点/今日の一言
「夫婦の絆は、会話で深まる」
夫婦円満は日々のコミュニケーションの積み重ねから生まれるものです。相手を理解し、尊重し、感謝することを心がけることで、より豊かな関係が築かれます。
上記で述べた、積極的な聴き方、建設的なフィードバック、そして感謝の表現は、どの家庭でも実践できるシンプルで効果的な方法です。夫婦でこれらのことを日常的に行うだけで、互いの絆を深め、幸せな生活を送ることができることは間違いありません。
日常的な忙しさにかまけて、コミュニケーションを取る時間がない、などと言わないで、定期的に時間を設けて会話をすることです。そうすれば、小さな誤解や不満は解消できますし、お互いの思いや願望を共有する良い機会にもなります。
もし今、それができていないのなら、今日から始めれば良いのです。
学院総長 酒井美智雄
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