話し方教室東京 教養講座-スピーチの「悪い癖」を改善する!
自分のスピーチを録音・録画して、問題点を見つける
「ハックスピリット」では、話す力を高めるうえで、自分のコミュニケーションスタイルを認識し、悪い癖を改善することが重要であると説明している。
特定の癖は、メッセージを効果的に伝える能力を妨げる場合がある。パブリックスピーキングにおける悪い癖を改善することにより、パフォーマンスは向上する。
そこで、スピーチを録音や録画して自分のコミュニケーションスタイルを認識した上で、悪い癖を改善することが重要である。
例えば、「えー」「あー」「えっと」など、つなぎ言葉(間投詞・冗長語)が多い。難しい専門用語や複雑な表現を使いがちだ。早口である。ボディランゲージがなく単調である。話の間がありまない、など録音・録画することで問題点が見えてくる。
スピーチの際の 無駄な「つなぎ言葉」を改善する
ちなみに、つなぎ言葉は、緊張やプレッシャーを感じている時、話の途中で言葉に詰まった時などに無意識のうちに発してしまう。
しかしながら、つなぎ言葉を多用すると聞き手に対して自信のない印象を与え、メッセージの核心から逸れてしまう。話が聞き取りにくくなり、聞き手の理解を妨げる。聞き手の理解や納得は得られず、話し手のメッセージは弱くなる。
つなぎ言葉を減らすには、時間を掛けて練習を行う。つなぎ言葉を意識しながら、スムーズに話せるようになるまで練習を繰り返す。そして、言葉に詰まった時などは、つなぎ言葉で場をつなぐのではなく、間を置くようにする。
話の間を活用することにより、効果的にメッセージを伝えられる。少し間を置いた場合、これから話す内容が話の要点、重要・強調箇所であると示せる。また、話の間によって、聞き手は情報を整理し、正しく内容を理解できる。
スピーチの際の 早口、ボディーランゲージを改善する
緊張のあまり、早口でまくし立てるように話す人も少なくない。そんな人は、メトロノームやペース調整アプリを使用して、一定のペースで話す練習をするとよい。適宜、間を入れることも練習する。
また、ボディーランゲージを軽視する人は少なくない。しかしながら、表情、ハンドジェスチャー、アイコンタクト、姿勢、仕草などの非言語的コミュニケーションは、言葉以上の影響を与えるもの。
そこで、鏡の前で話す練習を行いことが効果的である。自分の表情、仕草、姿勢を観察してみる。ボディーランゲージを効果的に活用することで、パブリックスピーキング能力は高まる。
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