話し方教室東京 教養講座-人前で話すことを恐れる理由とは?

パブリックスピーキングを恐れる理由は2つ

「ファーストカンパニー」では、行動科学の観点から内気には2つのタイプがあり、このタイプによってパブリックスピーキングを恐れる理由が分かると説明している。

マクマスター大学(カナダ)が「チャイルド ディベロプメント」(4月25日)に発表した研究によると、「内気」は行動科学の観点から2つのタイプに分類され、「生まれつきの気質」「環境(状況)に対する反応」があるという。

研究チームの「内気」の実験方法

研究チームは、7歳から8歳の子供152人を対象に2分間のスピーチ課題を出し、スピーチ中には心電図が装着された。

あとで他の子供たちがスピーチ動画を見ると伝えたうえで、一人ずつ心電図を装着した状態でビデオカメラや鏡の前に立ち、直近の誕生日について2分間のスピーチを行った。

スピーチ課題とあわせて、子供の両親に対して子供のパーソナリティに関するアンケート調査を実施した。子供の発達に関する追跡調査は、1年後、2年後にも継続して行われた。

調査結果「内気には、生まれつきの気質と環境(状況)に対する反応がある」

調査結果より、子供のうち約10%はスピーチに対して強いストレスを感じ、彼らには 時間の経過とともに内気な行動を示す傾向が認められた。彼らの「内気」は、「生まれつきの気質」であると考えられる。

また、25%はスピーチ中に強いストレスを感じたものの、内気な行動は認められなかった。彼らの「内気」は、生まれつきの気質ではなく、「環境(状況)に対する反応」であるといえる。

一方、スピーチに対して全くストレスを感じない子供もいた。彼らは「生まれつきの気質」として他者から注目される状況や人前で話す状況を好むタイプであるといっている。

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