あがり症克服の話し方教室-人前で話す時の「あがり症」、逃げ回るより訓練を!
「あがり症」の本質を理解する
人前で話すことが苦手な人々にとって、「あがり症」は身近な問題です。この現象は、一般的には緊張や不安感が高まり、それによって思考や発言が混乱し、自信を喪失する状態を指します。
「あがり症」を精神的な弱さや、心理的要因と勘違いしている方が多いのですが、人前で話す時の「あがり症」の本質は、スキル、能力不足にあります。そこを解決しない限り、いつまでも「あがり症克服」はできないのです。
逃げ回るのではなく、訓練を重ねて「あがり症」を克服する
「あがり症」に苦しむ人々は、その症状を避けるために、公の場から遠ざかることを選択しがちです。しかし、この逃避行動は、残念ながら、問題の解決にはつながりません。むしろ、克服のためには直面し、訓練を重ねることが重要なのです。
訓練には様々な方法がありますが、まずは、自分が比較的安心できる環境での練習から始めることが効果的だと言えます。
それは、たとえば、友人や家族の前で話すことかもしれませんし、スクールに通うことかもしれません。いずれにしろ、このような積極的なアプローチが、「あがり症」の克服に向けた重要な一歩となります。
専門家の指導を受けて「あがり症克服」に取り組む
「あがり症」の克服には少しの時間と努力が必要ですが、専門家の指導を受けることで効果を高めることができます。その方法の一つに、スクールに通うことがあげられます。ついでながら、スクールには、グループ・集団指導と、個人指導とがあります。
一般的な話しをしますと、あがり症の方が、いきなりグループ・集団授業では、自信をなくしてしまうことがよくあります。その結果、授業に出席しなくなることも少なくないのです。これでは、たとえ授業料が安くても、無駄になってしまいます。
また、あがり症の方には、個人指導だけでは、真の自信がつかない方も一定数おられます。
そこで、前半は個人指導で自信をつけて、後半はグループ・集団指導で、あがり症を克服していく、というステップが望ましい方法を言えます。
話し方教室の視点/今日の一言
「人前でのスピーチ、逃げ回るより訓練を」
「あがり症」は一般的な問題であり、多くの人々が直面しています。しかし、逃げ回るのではなく、訓練を重ね、なおかつ、専門家の指導を受けることで、効果的に、スピーディーに克服することが可能になります。
「前半は個人指導で自信をつけて、後半はグループ・集団指導で、あがり症を克服していく、というステップが望ましい方法と言えます。」と上述しましたが、
実は、この個人指導とグループ・集団指導の「併用」方式を、36年前に日本で初めて開発したのが本学なのです。そして、今でも、本学だけが、実施できるプログラムになっています。
いずれにしましても、積極的なアプローチと継続した努力によって、必ず「あがり症」は克服できます。その後は、自信を持って人前で話すことができるようになるのです。
ぜひ、皆さんに、「人前でのスピーチ、逃げ回るより訓練を!」。そう申し上げたいと思います。
学院総長 酒井美智雄
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