あがり症克服の話し方教室-あがり症を克服し 人前でのスピーチに自信をつけよ!
何と言っても、事前準備と練習が重要
まず、スピーチの内容を熟知していることが、自信を持って話すための鍵になります。
そのためには、事前にスピーチの全体構造を理解し、明確にポイントを押さえることが重要です。その上で、実際に何度も練習を重ねることで、言葉がスムーズに出てくるようになります。
また、リハーサルでは、可能な限り実際の環境を再現することをお勧めします。例えば、使用するマイクやプロジェクター、ステージのレイアウトなど、本番と同じ設定で練習することで、当日の不安を減らすことができます。
さらに、友人、同僚や家族に聞いてもらい、フィードバックを得ることも有効です。
話し始めにリラックスした雰囲気作りを
そして、スピーチの初めには、簡単な自己紹介をしたり、聞き手に質問を投げかけることで、リラックスした雰囲気を作り出すことができます。初めの方で聴衆との良好な関係を築くことは、スピーチ中の自信に直結するものです。
また、スピーチの途中では、聴衆の反応を見ながら、彼らが興味を持っているポイントに焦点を当て、対話的な要素を取り入れることが関係構築に役立ちます。
おまけに、聞き手の目を見て話すことは極めて重要なことです。一人ひとりに向けて話していると感じさせることで、聴衆との壁を取り払い、より効果的なコミュニケーションが可能になるのですから。
心を落ち着かせる深呼吸と自己暗示
スピーチの際の緊張や不安は、誰でも経験する自然な反応と言えます。
まずは、これを認め、受け入れることが肝要です。そして、心を落ち着かせるためには、伝統的に深呼吸とポジティブな自己暗示が効果的と言われてきました。
たとえば、スピーチを始める前に、心を落ち着かせるための深呼吸を数回行い、同時に、自分の心に響く肯定的な言葉を静かに繰り返します。「私は、十分な準備をした」「私は、きっとうまくいく」といったシンプルなフレーズが効果的です。
話し方教室の視点/今日の一言
「意志と努力で、あがり症は克服できる」
スピーチを成功させるためには、事前準備が欠かせないのは前述の通りです。それと同様に大事なことは、スピーチ後の評価、反省です。何がうまくいったのか、どの点を改善する必要があるのかを振り返ることです。
また、他のスピーカーのスピーチを聞いて学ぶことも有益なことです。彼らの技術やスタイルから、自分に適した表現方法を見つけ出し、取り入れることもできます。
こうした積極的な学びと改善の繰り返しにより、自信を持って人前で、あがらず、堂々と話ができるようになっていきます。最初は小さな成功体験から始め、徐々に大きな舞台に挑戦していくことが理想的といえるでしょう。
学院総長 酒井美智雄
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