あがり症克服の話し方教室-人前で話す時の苦手意識や、あがり症を克服せよ!


人前での話し方に苦手意識を持つ人は少なくありません。今回は、この苦手意識・あがり症を克服するための方法論を述べてみます。

スピーチの準備と練習の徹底

苦手意識やあがり症の大きな原因の一つは、準備不足です。話す内容に自信がないことで、不安が増大し、緊張が高まります。

このため、発表やスピーチに際しては徹底的に準備することが重要です。具体的には、話す内容を明確にし、それを支えるデータや事例を集め、論理的な流れで整理することが求められます。

さらに、何度も練習を重ねます。内容を自分のものとして落ち着いて話せるようになるまで繰り返す必要があります。

日頃からの実践と改善

あがり症克服への道は、日常的に、人前で話す機会を増やすことが重要です。小規模なグループから始め、徐々に聴衆の数を増やしていくのが望ましい方法といえます。

また、可能なら信頼できる人からのフィードバックを受けることが大事です。客観的な評価を受けることで、改善点が明確になり、自信を持って話せるようになります。

もし、フィードバックを受けることができないなら、スマホ撮影をして自分の発表を見返すことで、改善策を練ることもできます。

メンタルトレーニングの併用

発表の場で緊張しないためには、心理的な方法を併用することも効果的です。具体的には、「ポジティブな自己暗示」や「リラクゼーション」があります。

ちなみに、ポジティブな自己暗示とは、自分に対して「うまくいく」といった肯定的なメッセージを繰り返し言い聞かせることです。これにより、自己効力感を高め、不安を減少させることを狙います。

また、深呼吸や瞑想といったリラクゼーションは、心身の緊張を緩和することで知られています。

話し方教室の視点/今日の一言
「人前での あがり症克服には、準備と練習の徹底、そして日頃からの実践と改善がカギ」

スピーチやプレゼンテーションの、あがり症克服には、準備と練習、実践と改善、さらにメンタルトレーニングが役に立ちます。

しかし、メンタルトレーニングは、あくまでも、準備と練習、実践と改善をキチンとやっていることが前提で、効果を発揮します。ですから、メンタルトレーニングだけに頼ってはならないのです。ここは間違えないでいただきたいと思います。

要は、何事も易きに流されないことが大切。頑張ってくださいね。

学院総長 酒井美智雄

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