あがり症克服の話し方教室-スピーチ・プレゼン恐怖、あがり症を克服するために!

事前準備を徹底する

あがり症を克服するための最も基本的なステップは、準備にあります。スピーチやプレゼンテーションの内容を徹底的に理解し、その上で何度も練習を重ねることが重要です。

具体的には、スピーチの目的を明確にし、聴衆に伝えたいポイントを絞り込むことから始めることです。次に、そのポイントを効果的に伝えるための構成を考え、キーワードやフレーズを見つけます。

そして、実際に声に出して練習することで、言葉がスムーズに出るようになり、自信がついてきます。また、可能であれば、友人や家族に聞いてもらい、フィードバックを得ることも効果的です。

身体をリラックスさせる

精神的な緊張は、しばしば身体的な症状として現れます。手の震え、声の震え、早口など、これらの症状はあがり症の人にとっては一般的なものです。

これを軽減するためには、発表前に深呼吸やストレッチなど、身体をリラックスさせる方法を実践することをお勧めします。特に、深呼吸は心拍数を低下させる効果があり、緊張を和らげるのに役立ちます。

プレゼンテーションの数分前には、静かな場所で目を閉じ、ゆっくりと深呼吸をする時間を持つことは効果的です。

マインドセットを変える

あがり症を克服するには、マインドセットの変化も効果的です。自分自身に対する過度のプレッシャーを減らし、「100点を目指す」よりも「80点、70点で良しとする」ことです。

また、失敗を過度に恐れずに「少々の失敗は次への糧となる」、そのくらいの気持ちで臨むことです。そうすることで、自然と緊張感も軽減され、よりリラックスして話すことができるようになっていきます。

話し方教室の視点/今日の一言
「スピーチ・プレゼンの自信は、準備・本番・反省の繰り返しで高まる」

スピーチやプレゼンの際の緊張や恐怖を克服には、準備の徹底、身体的なリラックス、そしてマインドセットを変えることです。その中でも、一番重要なものが、事前準備です。

「時間がない」などと、言い訳をせずに、準備を徹底することです。実は、スピーチ・プレゼンの実力が高い人の方が、そうでない人達よりも、ずっと時間をかけて準備をしています。これが現実です。

力のない人達の方が準備していないのですから、結果はやる前から分かりきっています。自分に言い訳しないこと。それが、成功のために欠かせないポイントになります。

準備・本番・反省。そしてまた、準備・本番・反省。それを繰り返すことが、スピーチ・プレゼンに自信つける鍵です。諦めずに、頑張ってくださいね。

学院総長 酒井美智雄

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