話し方教室東京 教養講座-ハイブリッド型のスピーチ、プレゼンテーションを効果的に行うコツ!
ハイブリッド型のパブリックスピーキング機会が増加
ファーストカンパニーでは、ハイブリッド型のパブリックスピーキングにおいてのコツを紹介している。
これまで、ビジネスをはじめ、パブリックスピーキングといえば対面が基本であった。話し手と聞き手は同じ空間に存在し、お互いが直接顔を合わせながら行う。
しかしながら、近年、新しい生活様式が浸透する中、コミュニケーションは対面型からオンライン型へ移行しつつある。パブリックスピーキングも例外ではなく、オンライン型の機会が急増している。さらには、対面型とオンライン型を組み合わせたハイブリッド型も少なくない。
ハイブリッド型でのスピーチ・プレゼンは、アイコンタクトをより意識的に
ハイブリッド型のパブリックスピーキングにおいても、パブリックスピーキングの基本は同じである。対面型のパブリックスピーキングと同様に、聞き手とコミュニケーションを図りながらメッセージを伝える。
話し手は、冒頭のストーリーテリングで聞き手の興味・関心を引き付け、伝えたいメッセージを軸に明瞭簡潔かつ具体的に話を展開していく。
特に、ハイブリッド型は、対面とオンラインの組み合わせであるため、聞き手が複数の空間に存在する。そのため、話し手は、対面コミュニケーション以上に、個々の聞き手とのアイコンタクトを意識して行う必要がある。
話し手と、複数の空間にいる聞き手の間で一体感を生み出す
ハイブリッド型の場合、話し手は、同じ空間にいる聞き手と対面コミュニケーションを図りながら、同時にオンライン上の異なる空間にいる聞き手とオンライン型コミュニケーションをとることが求められる。
それぞれの聞き手の興味・関心を引き付け、良好な関係を築きながら話を進めていく必要があり、非常に難しいだろう。そこで、話し手と複数の空間にいる聞き手において一体感を生み出すことが重要になる。
例えば、会議室などに大きなスクリーンを設置し、スクリーン上に話し手、話し手と同じ空間にいる聞き手(同席する聞き手)を映し出せるようにカメラの位置・角度を調節して固定する。
話し手と同席する聞き手は、大きなスクリーンを通じてオンライン上にいる聞き手を見ることができる。一方、オンライン参加の聞き手は、個々の画面を通じて、話し手および同じ空間にいる聞き手を見て取れる。話し手だけでなく、個々の聞き手も全ての参加者を把握でき、一体感が生まれる。
さらに、ハイブリッド型に対応した機材を揃える余裕があるならば、自動追尾カメラが便利だろう。自動追尾カメラは、音を感知した方向を捉えて発言者を自動追尾する。全体を映しつつ、発言者がいると自動でフォーカスされるため、誰がどのタイミングでどんな表情で何を話したのかが明確に分かるメリットがある。
■ 記事関連・話し方講座/ワンランク上の話し方教室
■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員会