話し方教室東京 教養講座-ビジネススピーチ・プレゼンテーションを成功させよ!

ビジネス・スピーチやプレゼンテーションを恐れない

ヨーロッパの管理職でも、過半の人達はビジネス・スピーチやプレゼンテーションにプレッシャーを感じているといいます。ですからこの日本では、なおさらのこと、といってよいでしょう。

しかし、心配はいりません。ビジネス・スピーチは目的と専門的な知識を持って行われるものです。ですからきちんと準備さえすすれば、必要以上に恐れることはないのです。

スピーチ・プレゼンの目的を明確にし、論理と感情に訴えて説得

まずは、スピーチの目的が大事です。これは強調しておきたいところです。

スピーチの結果、聞き手にどうしてほしいのか、という目的を明確にしてください。「○○を(実行)して欲しい」のか、「○○を知ってもらいたい」のか、はたまた「○○を感じてほしい」のか。それを明確にする必要があるのです。

もし、「○○をして欲しい」なら、聞き手を説得する必要があります。

そして「説得する」なら、論理だけではなく、感情に訴えなければいけません。とかくビジネスプレゼンは、魅力的なグラフやチャートなどデータを提示することだと誤解されがちです。しかし、それらは論理に訴えるプロセスにすぎません。説得なら、感情にも働きかける必要もあります。

つまり、説得では聞き手の心を動かすことが大事になるのです。そのためには、提示したアイデアに共感してもらうこと。誠実な態度で、熱く語り、想いを共有してもらうことが肝心になってきます。

ビジネススピーチ・プレゼンを印象づける

しばしば言われることですが、スピーチでは、第一印象が大切です。「ステージ上では、発した最初の言葉で」印象が決まる、とさえ言われています。事前の準備が大切なのは、理解に難くはないでしょう。

また、話の中身を印象付けるには、話にストーリー性を持たせることが大事です。見たものや感じたものを、話し手の視点で語るのです。そうすれば聞き手も覚えやすくなります。ストーリでは若干の脚色は許されます。しかし内容の真実性を歪めるようでは、やりすぎと言わざるを得ないでしょう。ご注意ください。

そして忘れてはならないのが、「笑顔」、スマイルになります。スマイルは、聴衆との心理的距離感を縮めてくれ好印象を残してくれます。日本人には無表情の人が多いのですが、スマイルを訓練すべきでしょう。

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