話し方教室 教養講座-スピーチを成功させる基本ステップ!
スピーチを成功させるためには、準備、実行、反省の3つの基本ステップを踏むことがとても重要なことです。
基本ステップ1:準備
まず、スピーチを行う目的をはっきりさせることから始めます。情報を伝えるのか、説得するのか、または娯楽を提供するのか。目的が明確になると、スピーチの構造や内容が決まりやすくなります。
次に、聴衆分析です。効果的なスピーチは、聴衆のニーズや興味、背景知識に基づいています。聴衆が何を求めているのか、どのような問題意識を持っているのかを理解することが、内容を適切に調整するためには不可欠です。
そして、スピーチの核となるメッセージを一つに絞り、それを支える複数のポイントを準備します。聴衆がメッセージを明確に理解できるように構成します。
基本ステップ2:実行
聴衆の注意を引きつけるためには、効果的なオープニングが必要です。興味深い事実、衝撃的な統計、心に残る引用など、聴衆の興味を引く要素を取り入れます。
そして、言葉選びや文の構造にも気を付け、聴衆が理解しやすいように話します。さらに、非言語的コミュニケーション、すなわち身振り手振りや表情も重要です。
自信を持って、堂々とスピーチを行うことは、聴衆に良い印象を与えます。さらに、質問を投げかけたり、聴衆の反応を求め、聴衆がスピーチに参加するなら、スピーチはより印象深いものになります。
基本ステップ3:反省
スピーチの後に聴衆や同僚からフィードバックを得ることは、自己改善のために非常に価値があることです。どの点が良かったのか、どの点が改善が必要かを具体的に聞きことは重要です。
また、スピーチを録音または録画し、視聴することでもフィードバックは得られます。自分の癖や用いた言葉、聴衆とのやり取りに注目すれば、次回のための改善点が見つかるものです。
話し方教室の視点/今日の一言
「スピーチ・スキルを磨き、スピーチを通じて成長を続けよ」
スピーチは公の場での自己表現であり、自身の価値や信念を伝える機会ともいえます。そのため、自分自身と向き合い、内省を重ねることも必要です。
自分が何を伝えたいのか、どう伝えるのが最も効果的かを常に考え、スピーチを通じて成長を続けることは、リーダーシップを発揮する上でも欠かせないものです。
そうは言っても、スピーチ能力は一朝一夕で身につくものではありません。定期的に練習を行い、さまざまなテーマでスピーチを試みるなど、スキルを磨き続ける努力を忘れてはなりません。
学院総長 酒井美智雄
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