話し方教室 教養講座-結婚式スピーチを成功させる!


結婚式は、新郎新婦の門出を祝う重要なイベントです。感動的で印象に残るスピーチをしたいものです。

スピーチの構成

結婚式のスピーチを始める前に、何を話すかを明確にすることが大切です。

まず、新郎新婦との関係性に基づいて、共有した思い出やエピソードを選び出します。そのエピソードに感謝の気持ちや祝福のメッセージを込めれば内容に温かみを加えることができます。

スピーチの構成としては、簡潔に始めて徐々にクライマックスに導く形が理想的です。導入部では自己紹介と新郎新婦への簡単な祝福から始め、中盤で印象深いエピソードを交え、結びには未来への希望や祝福を述べると良い形になります。

誠実に、心温まるメッセージを伝える

スピーチの際には、誠実さを持って話すことが非常に重要になります。

自分の感情を素直に表現し、真心を込めて話すことで、聴衆との共感や感動が生まれます。また、ユーモアを交える場合は、場の雰囲気に合わせて軽いジョークを入れると、リラックスした雰囲気を作り出すことができます。

感情表現では、過度に感傷的になりすぎず、自然体で心からの言葉を選ぶことです。誠実で心温まるメッセージが鍵といえます。

声のトーンとボディランゲージを意識する

実際のスピーチでは、声のトーンが非常に重要です。

明るくはっきりとした声で話すことで、自信と明確さを表現し、聴衆の注意を引きます。声の抑揚を付けることで、話の重要なポイントを強調し、聴衆の興味を持続させることができます。

また、ボディランゲージも同様に重要で、手の動きや表情、アイコンタクトを使って、言葉に感情を加えることがメッセージの効果をさらに高めます。

そして、スピーチ中は、常に新郎新婦や観客の目を意識し、全員が参加している感じを出すことが大切です。

話し方教室の視点/今日の一言
「結婚式スピーチは、誠実に、明るく、品よく行え」

結婚式のスピーチを成功させるためには、準備と練習の徹底、それしかありません。それができれば、新郎新婦の記憶に残る素敵なスピーチを行うことは可能です。

結婚式スピーチ全体の基調は、誠実に、明るく、品よくが大事です。逆に言うなら、不誠実で、暗く、下品なスピーチでは、聴衆はメッセージに耳を傾けてくれませんし、心に残るスピーチにもなりません。

そして、準備と練習について一言。付け焼刃でのスピーチの準備と練習でも、もちろん、しないよりは、した方がいいに決まっています。

しかし、それよりも、日頃からスピーチのレベルアップを図っていることの方が望ましいのは、当然ですよね。

学院総長 酒井美智雄

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