※話力®は当学院の特許庁・登録商標です。
前号で少し言及しました「高度話力・専門コース」にご入学になる方で、経営者の次に多いのが、企業の部門長、つまり部長職、本部長職です。
(念のために申し上げておきますが、当学院の「初学者コース」には、主婦、OL、サラリーマン、無職の方、学生など、一般の・普通の方が、たくさん在籍されています。ですから、「学院に、自分が入学していいのだろうか」などと、ご心配になる必要は全くありませんので、どうぞ、ご安心下さいませ。)
さて、一般に、大企業で課長職につく年齢は、だいたい30代後半です。また、部長職は40代後半になっています。課長職には誰でも就けるわけではありませんが、それでも、課長になることはさほど困難なことでもありません。でも、部長職になると、これは少し難しくなってきます。
その理由は、まず部長職は、そのポスト自体が少ないこと。次に、部長職は要職であることです。部長職は現場レベルの総責任者であり、現場を代表する会社の顔として、外部との接触を持つ機会が多い重要なポジションです。ですから、おいそれと、誰にでもは任せられない事情が、部長昇進を難しくしている理由の一つなのです。
ところで、「高度話力・専門コース」に入学される部長さん達の年齢は、おもしろいことに、なぜか46歳と、48歳です。彼らはまた、面白いことに、皆、同じことを口を揃えて言っています。
曰く、「30代で課長になった時、人前で話すことは下手でした。でも、あと10年もして部長になる頃には、相当にレベルアップしていて、人前で上手に話している自分がいるに違いない、そう信じていました。」と。
そして、こう続けます。
「実際、今、部長になっているわけですが、課長になった当時に思い描いていた、10年後の自分には程遠く、残念ながら、レベルアップできていない自分がここにいるのです。」と。
彼らは、課長の頃から部長になるまで、人前で話す「場数(ばかず)]は、たくさん踏んで来ています。それでも、さほど上達していない現実がここにあるのです。
なぜでしょう。実は、これは驚くことではありません。なぜなら、世間ではどなたも、そして「どの話し方教室」も、「話しがうまくなるには、場数しかない」と言っていますが、この認識自体が間違いで、事実に反しているだけなのですから。
いずれにしろ、「場数では、部長職が楽に務まるほど上手にはならなかった」ことを身をもって体験した部長さん達が、「場数」を超えた「何か」(つまり、その「解」。すなわち、「真実の指導」。)を求めて、辿り着いた先が、コム学院の「高度話力・専門コース」であるわけです。
そして今日もまた、真実の指導、日本でただ一つの指導を求めて、我が校の門を叩く部長さんや、社長さん達が後を絶たないのです。
(C)酒井美智雄